トップページ → 作品紹介ページ |
「紅 kure-nai」 PV |
ストーリー |
平凡な高校生活を送りながら、あらゆる揉め事を解決する裏稼業・揉め事処理屋を営んでいる紅真九郎。 ある日彼は、同じ揉め事処理屋として憧れの存在である柔沢紅香から、 世界屈指の大財閥の御令嬢、九鳳院紫の護衛を依頼したいと言う。 紅香に認められたい思いと、少女の悲しげな表情に打たれ、悩みつつも引き受ける。 世間知らずだが好奇心旺盛な紫との共同生活に慣れた頃、彼女を狙う人物が二人を襲う。 依頼の裏に隠された彼女の真相を知ったとき、真九郎が選んだ行動は……。 |
管理者コメント |
『紅』(くれない)は、片山憲太郎/著、山本ヤマト/イラストのライトノベルです。(集英社スーパーダッシュ文庫刊) 同作者の『電波的な彼女』と、社会背景や登場人物がクロスオーバーした、アナザーストーリーに位置付けられています。 この作品を最初見た際思ったのが、”皇居の暮らし”を感じざる終えませんでした。 まだそれよりも開けていなく、且つ”血筋的なもの”に最新の重きをおく、何とも時代錯誤なお家です。 どうも人間と言うものは、金持ちになれば自分達の敷居を高め、外部との接触を汚らわしいと考えることが、 現実にも多くあるようです。 さて、路線が外れましたが、この作品の見所は何と言ってもヒロインの”紫ちゃんが可愛い”の一言に尽きます。 感じ、「父親が念願の娘を授かり、それが可愛くて仕方ない」かの様な気持ちにさせられます。 主人公の住まいの近隣住人は非常に個性的で、まるで”めぞん一刻”の再来を見ている様です…。 (綺麗な未亡人の管理人さんがいない、アケミさんと四谷さんだけの一刻館みたいな…笑) また、主人公の通っている学校では、主人公をまるで女狐のごとく、怪しいフェロモンで誘う一学年上の先輩は、 主人公の武術を指南している師匠の娘で、 主人公と何気ない付き合いを装っている幼馴染は、実は主人公のことを密かに気になっていたりします。 主人公にも色々秘密がある様で、仕事中に感情の起伏が激しくなった際に肘から伸びる、”異様な凶器”や、 仕事を与えてくれるボスの柔沢紅香との過去の繋がり等。 はたして主人公は、こんな日常的(?)な環境の中で、”九鳳院 紫”を護りきることができるのか。 この作品は、ちっちゃな可愛いヒロインと、作風とのギャップがある主人公の能力、 また、”めぞん一刻”が好きな方にお薦めします。 |