内容詳細
ストーリー
2061年、人間の意識同士を繋ぐことのできる理想実現を期待されたネット社会だったが個々の記憶の流出、
記憶の改竄など新たな社会問題が現象化しているにも関らず、
人は尚、取り交わされる情報をネットに依存し、ネットからの離脱を選択することはできなかった。
その結果、セキュリティを強化した新たなネットワーク空間の構築が望まれ完成したのが
メタ・リアル・ネットワーク(略してメタル)である。
メタルは情報化された個人の記憶をバブルシェルという泡状の有機的電脳防壁で擬似的に
スタンドアロン化させることで情報の機密性を確保した結果、人々はそれを受け入れ、生活に浸透していった。
だがその結果、人は安全なメタルの中で、本能を解放し、爆発させることを憶えた。
解き放たれた本能に押し出される形で、個々の意識は情報の海に溺れ、欲望の圧力に曝される。
だが人が生きている舞台は規律で縛られた現実世界である。
二つの世界の間に奇妙な摩擦が生れ、それが在らざる歪みとなって世界に現れはじめていた。
そうした歪みの原因を調査、究明するため、メタルの海に挑むエキスパートを、人々は電脳ダイバーと呼んだ。
この物語はリアルとメタルの狭間で起こる事件を調査する電脳ダイバー、波留真理の物語である。
スタッフ
キャスト
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